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2009年3月

最終回の万葉集と岩手日報学芸部

 今日で、岩手日報夕刊連載は最終回。担当の記者さんも整理部に移動で、今日は、学芸部あげての昼食会に招かれました。

 盛岡のとある会席料理屋の個室。上座に案内されて、恐縮することしきり。部長さんや、デスクなどお歴々の中、ささ酒で、乾杯。3年半の連載を終えて、皆さんからねぎらいやら、感謝のお言葉をいただく。掲載紙と花かごを渡され、私もひとことといわれ、いっぱいの感謝の気持ちを述べる。

 そもそもの連載の起こりから、担当者の変遷、それにまつわるエピソードなどなど。つい饒舌になってしまって、徒然草や歌舞伎のお話まで及ぶ。学芸部のみなさん教養の深さを雑談のなかでうかがう。ほんとうに、楽しく、気持ちよく作品を描かせていただき、こちらこそお礼とお花をお渡ししたい気分。

 今日は、花巻東も勝って、みんな気分がいい。

万物は流転する。それでも人は向学心を持って成長をしてゆける。

岩手日報の連載の中で学んだ多くのこと。それは、これからどんな風に変化し、流転していくのか。さらなる変容と発展を楽しんでいこうと思う。

 

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恋する萬葉集ケータイ小説版登場!

 明日3月31日で、最終回となる「恋する萬葉集」。3年半という長い連載で、85編の和歌とオリジナルショートストーリーと解説が、掲載されました。

 書籍化を!というお声をたくさんいただいてはいるのですが、いまだに、めどが立たず・・・・。まずは、ケータイ小説版でバックナンバーをご覧いただけるようにしました。

恋する萬葉集ケータイ小説 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=manyou_5

バックナンバーの他、最新の書き下ろしもUPしていこうと思っています。

ときどき開いてみてください。

 明日の青春広場は、特集紙面だそうです。

投稿してくださったみなさま、本当にどうもありがとうございます!

これからもさまざまな場所で、どんどん書いていきますので、応援してくださいね!

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盛岡市動物公園ポスター完成!

盛岡市動物公園は、今年で20周年。そこで、さまざまな行事が目白押し。

まずは、いつもとちょっとちがったポスターがお目見え。

どんなって、いままでかわいいコミカルな動物園の動物写真だったのが、今回は、イラスト。

しかも、私が描かせていただいたもの。って、どんなかい?

そろそろ岩手県の主要施設や、日本全国の動物園に貼られる予定。

見かけたらおお!とうなってみてください。

前にブログで書いたように、カバが、サイに変身していますから。ほしい方は、盛岡市動物公園(電話019-654-8266)まで。今のうちなら、分けていただけるようですよ。

それから、今年7月1日~20日まで、このポスター原画を含めて個展を計画中。

さてさて、忙しくなるぞー!

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歌舞伎三昧

 あーたっぷり東京で歌舞伎を久しぶりに見てきました。

東宝東劇のシネマ歌舞伎「刺青奇偶」、新橋演舞場でスーパー歌舞伎「東海道一人旅」、歌舞伎座で「元禄忠臣蔵」、筋書きやら、歌舞伎グッズを購入。神田古書街で歌舞伎関係、古典文学の本をあさり、もうもちきれません。

 ついでに、巣鴨のとげぬき地蔵尊で、お地蔵さんを洗い、湯島聖堂で孔子廟を拝み、お茶の水のロシア正教会でイコンを拝みーの、横浜ズーライアまでいっちゃいました。

久しぶりの東京一人旅。楽しかったー!

これから、順々にご紹介していきますね。

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NHK文化センター盛岡の新講座「歌舞伎ことはじめ」募集中

090307 NHKカルチャー盛岡教室で、4月から開講される歌舞伎講座。私が講師を務めます。これはご案内の岩手日日リビングの記事。

実は、私は、中学生のころから歌舞伎好き。みんながアイドルを追っかけている時に、ひとり小遣い貯めてはせっせと顔見世や名作舞踊にかよっていました。

大学では、近世代文学の江戸文学を学び、縁あって、市川猿之助スーパー歌舞伎で弟の段四郎さんの付き人も、大学生のころさせていただいていました。だから、普段はみれない舞台裏もばっちり見てきました。

 この講座では、歌舞伎の楽しみ方や、常識、しっていると2倍楽しめるお話などなど楽しく丁寧にしていこうと思います。

 来年、東京歌舞伎座は改築工事。今年中に見に行きたいと、明日からいってきます。ついでにおもしろそうな資料もゲットしてくる予定。

ぜひ、興味のある方受講してください。お待ちしています!

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絵本勉強会「がらがらどん」の旅立ち

 今日の「がらどん」は、私のアトリエで開催、持ち寄りランチ会もしました。

参加者は、6名。お仕事や、お子さんがインフルエンザになったり、幼稚園の卒園行事で急に来れなくなった方もいて、少し少なめ。でも、この4月から就職や、大学院へ進学される岩手大学の学生さん2名も参加で楽しい会になりました。

 皆さんが選ぶ本は、私の蔵書500冊程の絵本や、その研究書。普段は、ほこりをかぶって忘れられている本たちが、みんなの目で発掘されて、こんなのあったんだあと思うことも多々。子供の小さい頃に喜んで読んでいたものも選び出されてきて、うれしい。

 波に気をつけて・悪い本・団子3兄弟3時の決闘・わすれられないおくりもの・・・

絵本の力・神話的時間・砂漠で見つけた一冊の絵本・子どもの本の森へ・子どもたちと絵本などなど

 その本にまつわるエピソードや、卒論の内容、絵本の子供への与え方、親子のかかわりの思い出話、育児経験談などさまざまな立場の人たちが集まると、話題は尽きない。笑いもつきない。

 お昼を回ったので、食卓に移り、持ち寄りのすき昆布の煮物や、たらこパスタ、紅茶のケーキ、きんかん、ロシアンクッキー、はちみつ、ドイツのライパン、おにぎり、カモ肉や名古屋コーチンのスモークハムなど並べて、ランチ会。まずは、学生のEちゃん、S君のあたらしい門出を願って、ワインで乾杯! 大学の寮の話、音楽の話、家族の話、シュタイナー教育の話、バリ島の話など気がついたら、2時間もわいわいやっていました。

 子どもも絵本も大好きなS君がすてきな男性の大人になっていくことや、素直なEちゃんがずっと絵本を愛して素敵な女性になっていきますよに!

 かれらの熱心な語り口を聞きながら、そんなことを願っていました。

4月から、岩手日報の朝刊で週一回「ようこそ!本の森へ」という絵本と、幼年童話、児童文学の紹介コーナーを連載がはじまります。私は題字を描かせていただきました。記事もたまに少し書きます。どうぞお楽しみに!

 絵本勉強会「がらがらどん」は、毎月第三木曜日10時から岩手県立図書館で行っています。興味のある方、ぜひご参加ください。お待ちしています!学生さんも大歓迎!!

 

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タイ映画「山の民」と万葉人

 1979年ウィチット・クナーウッ監督作品。タイの北部、ビルマと国境を接する山岳地域には、多様な山岳民族が居住している。この映画は、それらの部族のひとつ、イコー族の村長の息子として生まれたアーヨが、その文化・風習の故に数奇な運命をたどる物語。綿密な山岳民族の調査から、民族・民俗学における学術的価値も兼ね備えた貴重な映画。実際にビルマ国境近くの北部山岳地帯にロケを敢行した大作。

 山岳の丘陵地帯を耕して、米や作物をつくり、豚や鶏を飼う農耕民族たち。刺繍や色鮮やかな織物、銀の鈴や金具をつけた独特の民族衣装でどこの種族かが一目でわかる。犬を食べるイコー族、漢字を使うヤオ族、未婚者は白い服、既婚者は色ものの服と区別をし、新年にだけ新調するカレン族など。たくさんの少数民族がいる。女性がよく働き、男性は、いつでもどこでも子作りだけが仕事という民族。川の神、木の神、土地の神など八百万の精霊信仰する民族。ケーシプミアンという神を信仰し、昼間の性交渉は悪とされ、夜に夜這いをかけることが正当とされる民族。キリスト教の宣教師が布教し洗礼を受けた民族、ブランコ祭というブランコに着飾って民が乗る村、などさまざま。

 主人公のイコー族の青年アーヨが食用の犬を買って戻ってきたところからお話は始まる。

少女がいう、「あなたの子ができたわ」。「えっ!俺の子?だってお前YやKとも寝たろ?」「そうよ、でも間違いなくあなたの子の」「そうか、じゃあ親父にいって結婚しよう」

 婚前交渉は自由な風習ならではの会話。

「その娘は飯をたくさん食うのか?」「いや、そんなに食わない。芋ばかり食う。犬も、豚も食わない」「そうか、じゃあよいぞ」 村長である父はいう。父系社会で、男子が生まれるのを喜ぶ。でも生まれたのは男の双子。双子は悪霊を呼ぶといわれ、その場で殺され、産屋は焼かれ、出産間もない若妻と夫は、翌日村を追い出され、1年間ケガレが晴れるまで村へ帰ってくれない。持参金は生アヘン80個。漂泊の旅に出る若夫婦たち。途中水の精霊を恐れて水を怖がる彼らは、川を渡りそこね、離れ離れに。それからアーヨが出あう他の少数民族、漢族の山賊、キリスト教信仰民族、行商、盗賊、タイ政府警察・・・。

 8世紀の日本文学、万葉集には夜這いという「妻問婚」の風習が色濃く残っている。「かがいの歌垣」という、この日は未婚者も既婚者も誰とでも交わる祭りを讃える歌も残っている。たとえば 万葉集にはこんな歌がある。

さ寝がには 誰とも寝めど 沖つ藻の 靡きし君が 言待つ我を・・・寝る程度のことは誰とでもするけど、沖の藻が靡くように心が靡くあなたの言葉を待つ私よ」詠み人知らず(2782)

 産屋を別に立てて、出産をすることや、鳥居が村の入り口にあること、精霊信仰など日本の古代習俗、信仰との、共通点がいっぱいで、日本文化のふるさとは大陸の山奥に残っていることに驚く。

 「農耕民族は自由な性を楽しむ」というのは、『夜這いの性愛論』で赤松氏が書いていたけれど、まさにそう。バリ島のウブドで暮らしたときも、古代日本との共通点をしばし感じた。記紀万葉を通して、古代日本を知ると、世界の中のアジアを大きな眼で考えることが面白くなる。

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浄法寺町稲庭高原でそば打ち・どぶろく・堅雪体験

2009_031   2009_0342009_038二戸市の浄法寺町、天台の湯で開かれた雪の里体験。グリーンツーリズムに参加しました。

まずは、そば打ちから。

名人のおばちゃんが水のさし方、こね方を指導。小麦2:そば粉9で、そこに、まずお湯120CC を箸でなじませたら、水を同量入れてこねる。

それから、打ち粉をして、手早く伸ばし、畳んで、切る。

これが結構ズタズタになって、そばきり状態。名人は、同じ太さ、長さで美しい。

このあと、瀬戸内寂聴も入ったという温泉に入る。無色透明のトロン温泉。

ぽっかぽかのまま、お次は地産地消の郷土料理と、どぶろく、山ブドウジュース飲み放題へ。

2009_041 稲庭高原で悠々と育った岩手短角牛の陶板焼き、行者にんにくやバッケなど山菜の天ぷら、干しヤマメ、ミズこぶのとろろ、雑穀ごはん、そして、先ほど打ったそば。うーんうますぎ!どぶろくも甘口、辛口両方あって、どちらもさらっとしていて濃い味。そばは、形は悪いけれど、コシがあってグー!。山ブドウのワインも甘酸っぱく、上品な味。以前は、産後の乳の出を良くするためにどぶろくは飲まれたという。

日ごろの疲れもあってか、心地よく酔って満腹。そのままきれいなシーツにもぐりこみぐーぐーおやすみ。

さて、翌日は、堅雪トレッキング。スノーモービルでどわーと雪道を駆け上って、稲庭高原へ移動。初めて乗ったスリリングさにどきどき。竹のてづくりスキーや、そりにも挑戦。案外コツをつかむとおもしろい。スノーモービルも運転させてもらう。道路もなし、どこまで行っても雪原で凄い開放感。族のように、連隊を組んだスノーモービル愛好会の人たちも通っていく。

 2,3時間遊んで、帰りはマタギの爺さんの道案内で、ウサギやカモシカの足跡のある雪野原をガンジキをはいて降りる。途中有名な湧水も飲んで、休憩しながら、いく。まさに雪渡りだ。中腹からは、さきほどの族の人のケツにまたがり、暴走して宿まで戻る。手に汗握るすごい迫力。

2009_046 さて、餅つきの始まり。どっこいしょどっこいしょ!

2009_050 地元のおばちゃんたちが、雉汁でおもてなし。近くで作っている凍み豆腐や野菜もたっぷりで、こくのある味。

2009_049 地元産のお米で作った南蛮味噌入りおにぎり、漬物もいっぱい!

2009_055 地元の杉沢えんぶりも披露。豊作を祝う踊り。

「ぼくの父ちゃんがおどってんだよ。母ちゃんはおはやしやってんだ」とほほの真っ赤な少年が自慢げに話しかけてくれる。ボランティアで参加している農閑期の地元の方たちも、楽しそうで、とってもあったかい。なんか元気になれるなあ。

 北岩手の冬満喫!ああ、移住してよかった。こんなに豊かな経験がすぐ近くでできるなんて。

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美術館でしりあがり寿さんのWSに参加

2009_007 でっかい墨絵を描こうというWSに参加した。

しりあがり寿さんは、ものすごい早描き。考える前に描け!直感や無意識をデフォルメして!という。墨の濃さもどんどん捨てながら調節する。私は、ちまちま描くので、開眼することも多い。2009_008 

2009_016宇宙船に乗るとき持っていくものの絵を想像して参加者で分担して描いていった。完成すると、ひとりひとりにコメントをつけてくれるしりあがりさん。

実は、彼は、サービス心もいっぱいで、ちゃんとほめてくれる。私にも「絵、うまいですねえ。引き出しがいっぱいあっていいですねえ」と言ってくださった。

やじきたの映画も大好き、課長やOLものも面白い。その感性の源はなんだろう?彼の超ナンセンス、漫画は、好きで読むと、疲れが取れる。即興のたのしさかなあ。

このデカ墨絵は、今月末に展示されるそうですよ。

 しりあがりさんの『マンガ入門』(講談社新書)は、かなりおもしろく業界の本音はうかがわれて興味深いです。

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