フェチとSとM
中学生の、娘が、夕食時に、「父って足フェチでしょ?私は、首と声フェチなの。今日学校で、その話題が出て、髪とか、足首とか、指とかみんな言ってて、担任の先生に聞いたら、しばらく困って考えていて、僕は、指の関節部分かなあっていったよ」
と、言い出して、吟醸酒を吹き出しそうになった。
しかも、そのあと、小学生の弟が、「友達にこんなこと言われて、心が傷ついた」と話をすると「お前さあ、Mなんじゃない?」とのたまわった。
中学生では、それらの単語は、フツーの話題だとか。ドMやドSという単語もあるらしい。
「で、ママのフェチは?」と聞かれて、「まずどこ見ちゃうか、どこでそそられるかってところ?」と聞くと、娘は、「まあそうね」という。
個展用にヌードの絵を描いていて、美しい男女の姿で、気にするのは、曲線。
男性の筋肉、ひげ、すねなどやはり女性にはない違いがわかる部分。
生きている人は?と聞かれれば、「背骨」かな。
立ち姿が、凛としている人が好き。生き様がでるでしょう姿勢には。
緊張感のある姿が好き。
それと、日常とのギャップを知ったとき。
そんなことをたらたらしゃべりだしたら、いつの間にか、娘は、食卓にいなくなっていた。
「ようするにママは、顔じゃないのね」だって。
母をいじめるなんて案外娘はSかも。

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